第１部　題詠会　；　まとめ　近藤 哲啓　さん
題詠課題は、水戸千波湖畔・桜川の風景。凪いで動きのない川面に空の青と木々の緑をはっきりと写した、初夏とも梅雨の晴れ間とも梅雨明けともとれるこの課題を、どう感じてどのように詠むかに興味が持たれました。
集まった15句は、水面にはっきりと写る青空、白い雲、緑の木々を多彩な表現で詠んだ句、水面を介しての二つの世界やそれらを一つとみる世界観の表現等に加え、はるか青春時代に想いを致す句などなど。詠者名を伏せたそれら15句の中から、会員の皆さんに一人2句を選んでもらいました。
例会では、選句結果を見ながら一人ひとりに選句理由を語ってもらい、その後句を読んだ心境や背景などを各句の詠者に披露してもらいました。高得点句に選ばれたのは次の作品でした。 　　
    　　　　 ・ 凪ぎわたる湖面挟んで夏二つ 　　　　（井出　英雄　さん ）　 　　

題詠会結果

（課題写真と題詠句）

  • 課題写真（水戸 千波湖畔)

題詠句
第２部　作品紹介・合評、他
8月例会には15名から34作品が集まりました。咲き誇る夏の花々、涼しげな滝、朝陽、軒下の子燕、菜園野菜などに加え、個性的な題材など、まさにこの時期らしい多様性あふれる作品について、10名の出席者による句評、感想が交わされ、また、今後の例会の進め方についての意見交換もなされつつ、例会を終了しました。

例会作品

世話人代表　細江　徹 　　作成　後藤　伸穂

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